【読書】バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)
ちょっと前に読んでとても影響を受けた本『バガヴァッド・ギーター (岩波文庫)』について書いておこうかなと思います。とても有名な本なのでいまさら僕が書く必要もないんだけれど、自分のためにって感じで。
簡単に言うと、いままで仲間だった眷属と戦になってしまったアルジュナさんが、こんなの無理だよできないよ。悲しいよ。苦しいよ。って言ってるのを、神の化身?のクリシュナさんが励ますって感じの物語。簡単すぎるな。
で、自分の生活でも大事だなぁってか、こんなこと言ってる本というか聖典みたいなものがあるんだなってビックリしたんだよね。
あなたの職務は行為そのものにある。決してその結果にはない。行為の結果を動機としてはいけない。また無為に執着してはならぬ。
とか
たまたま得たものに満足し、相対的なものを超え、妬み(不満)を離れ、成功と不成功を平等(同一)に見る人は、行為をしても束縛されない。
とか
苦楽、得失、勝敗を平等(同一)のものと見て、戦いに専心せよ。そうすれば罪悪を得ることはない。
行為の結果を気にするな。だけど、行為しなくなるな。為すべきことをなせ。そんな感じだよね。あーなるほどなぁって思ったんだよね。
神様が言ってることなので、人間な私は気にするなって言われたって気になるし、良い方にいけばいいかなーって当然思うんだけど、上手くいってもいかなくても「まーそんなもんかなぁ」ってスタンスって大事かもしれないよね。
でもって、上手くいかないし悲しいことしかないじゃん?世の中なんて云々って感じで何もしなくなるのも違うよねって。
で、行為の結果に期待しすぎたり、不安になりすぎたりして一喜一憂してると普通に生活しててもジェットコースターみたいになっちゃうんだよね。そうじゃなくてある程度はそんなもんだよねって思って生きてると多少楽になるんじゃないかな。
楽しいことも嬉しいことも悲しいことも苦しいこともそりゃ起こる。だけど為すべきことを為しなさい。生きていきなさいって言われてるような気がしたんだよ。
この手の本って拗らせちゃう原因にもなるんじゃないかなぁと思うので、万人にオススメできるかっていうとそうじゃない気もするんだけど、神様が言ってることって割り切りつつ、まーそうだよね。多少はねみたいなスタンスで読むといいんじゃないかな。
これは死ぬまで思い出す本かもしれないな。